ブリスケット(Brisket)に挑戦
アメリカに来てから始めて知りましたが、アメリカではブリスケット(Brisket)と呼ばれるBBQ料理がとても有名です。見た目もとても豪快な料理で、アメリカを感じられる料理の一つでしょう。
何度かお店で食べているのですが、自分でもできたらいいなと思い、せっかくグリルもあることですので、ブリスケットに初挑戦しました。
ブリスケットは牛肉の部位の一つになります。
この肉を、塊のまま数時間かけてグリルしていくのが、ブリスケットなります。
足のすぐに上にあることから想像されるように、割と硬めの肉で、またコラーゲンを豊富に含んでいます。
このコラーゲンにじっくりと火を通していき、ゼラチン化させていきます。
今回は10ポンド(約4.5キロ)の肉を使いました。近くのスーパーでセールをやっており、15ドル程で購入できました。安い!!!
普段は30ドルくらいですが、まあそれでも安いですよね。
周りは固い脂肪に覆われています。このお肉は、あまり柔らかくならないということで、取り除いていきます。
まとめると結構な量です。(0.5キロぐらいは軽くなったかも・・・)
そして次は、周りに調味料をまぶしていきます。
今回は、こちらの既製品のスパイスでシーズニングします。CAJUNは、アメリカ南部ルイジアナ州に入植した人々の呼称のようで、スパイスがよく効いたCajun料理というのも有名です。
表面が全部覆われるまで、これでもかというほど、お肉全体にまぶします。
その後は、味が染みわたるように1時間ほど寝かします。
そして、いよいよグリルです。
まずは、グリルを100℃程に熱します。温度が安定したところで、お肉をグリルに投入します。
ここまで結構長いですが、ここから更に長いです。
グリル内部の温度を100℃にキープしながら、お肉の内部温度が70℃になるまで、じっくりと寝かします。
また、一つ忘れてはいけないのが、スモークチップです。
このように、パレット上になったものが売られており、それを炭の上にばらまきます。適当な分量は分からないので、少ないよりはいいか多めがいいかということで、多めに投入します。着火すると同時に黙々と煙が上がってきます。チップも、色々種類がありますが、燻製製品で割とよく名前を聞く、ヒッコリー(北米原産のクルミ科の木だそうです)を今回は選択しました。
温度調整のために炭を追加し、時折、スモークチップも追加しながら待つこと約5時間、内部の温度がついに70℃に達します。
最終的には90℃まで上げていくのですが、ここで、一作業あります。
一度肉を取り出し、ブッチャーシートに包みます。(おそらく水分が飛びすぎないようにする為??正確なところは不明です。)
この辺の作業は人によってまちまちのようで、アルミに包むひともいれば、何もせずにそのまま90℃まで上げてしまうという人もいて、正解という正解は無いようです。
(正解が無いと言えば、肉の置き方もそうで、グリルに肉を置く向きですら意見が割れており、最初の肉の写真をみてもらうと分かるように、ブリスケットは片面が厚い脂肪に覆われているのですが、それを上向きにするべきという人もいれば、下向きがいい、或いは途中でひっくり返すなど、それぞれにこだわりをもってやっているようです。自分も拘りのスタイルがいつか確立できればと思います。)
御覧のように、ぐるぐる巻きにして、またグリルに戻します。
さて、ブッチャーシートを巻いてグリルに戻してさらに2時間が経過し、ようやく内部温度が90℃に達しました。
下処理の時間を含めると10時間近く経過しています。
はやく中身を見たいという衝動にかられながら、お肉を落ち着かせるため、グリルから取り出し、常温で1時間寝かします。
一つの料理にここまで時間をかけることはなかなかないことです。
これで失敗していたらとても悲しいですが、いよいよ対面の時を迎えます!
ドキドキしながらブッチャーシート取り外すと・・・・
真っ黒です!!
でも、燻製なのでこれはオッケーです。問題は中身がどのようになっているかです。
美味しいBBQのお店では、中はとてもジューシーに仕上がっており、私のはどうか・・・・緊張の中ナイフを入れます
成功です!(少なくとも見た目は)
10時間かけたかいがあったとうものです。
スモークリングと呼ばれる、表面付近のピンクのラインもしっかりと出ており、想像以上の出来です。
そして肝心の味ですが、うまい! 自分で作ったことを抜きにしても、これはうまい!
スモークの香りもしっかりとついており、また肉もほろほろと口のなかで崩れていきます。そのまま食べてよし、サンドイッチにして良し、万能選手です!
ブリスケット自体は、牛の他の部位と比べたときに、あまり良い部位とは認知されていないのでしょうが、時間をかけることでとても美味しく調理することができ、こういった手法を考えた人に敬意を表します。
一回に大量の肉を料理できるため、家族が集まる機会にブリスケットは料理されることが多いようです。日本ではこういった塊肉を入手すること自体が難しいですが、もし機会があれば、ぜひ試してみてください。作る苦労が多い分、作る人も、食べる家族もきっといい思い出になりそうです。
IELTSに初挑戦。傾向と対策
アメリカに来て一年以上が経過し、毎日職場で英語を使うので少しは英語力もあがったのかなと思ってはいるのですが、定量的に示せたほうが何かと役に立つかもしれないと思い、何が良いかなと少し調べたところIELTSを受講することにしました。
IELTSはInternational English Language Test Systemの略で、イギリスの複数の団体が共同で運営しています。日本ではTOEICがあまりにも有名ですが、海外ではあまり認知度が高くなく、結果あまり役に立ちません。
一方、IELTSはイギリスだけでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリア等への永住権・ビザ等の申請や、大学・大学院への留学において広く受け入れられており、その結果の有用性はかなり高いと言えます。
試験の構成:IELTSは四つのパートからなります。
リスニング(40分)
リーディング(60分)
ライティング(60分)
スピーキング(15分程度)
試験料金:約2万5千円
非常に高額です。スピーキングでも試験官が必要で人件費がかかったり、個室が必要なため会場を抑えるのも多少高いのかもしれませんが、それにしても高いです。TOEICのように気軽には受けられません。
最初は勉強もせずに受けてみようかと考えていましたが、さすがにそれはもったいなく、1か月くらいは勉強してから試験を受けることにしました。
各セクションごとに実施したことをまとめてみました。
まず一番の特徴は全てイギリス英語であること。BBCを思い浮かべてもらうといいかもしれませんが、アメリカやカナダの英語と違い抑揚があり、聞きなれていないとわかりづらいです。使用される単語もアメリカ・カナダとは結構違うことがしばしば。
TOEICは確か、アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリス英語の混合であったので、イギリス英語が苦手であっても影響は小さいですが、IELTSはイギリス英語が苦手だと致命的です。
もう一つは、TOEICのようにすべてマーク形式では無く、書き取りも問題があること。書き取りといっても、会話や説明を聞きて穴埋めをする程度ですが、困るのがスペルを意外と覚えていないこと。普段パソコンやスマホでしか書くことをしない私は、自動変換やスペルチェック機能に頼り、簡単な英単語でもスペルを完全に覚えておらず苦労しました。例えば、「汚染」は「Pollution」ですがエルって一つだっけ、二つだっけ?と悩んだりします。但し、スペルが間違っていると、間違いとみなされるのか、減点で済むのか、その辺は分かりません。リスニングは全て一回しか流れませんので、悩んでるうちに次の回答を聞き逃すなんてこともあり得るので、分からない問題があってもリスニング問題を聞き終えた後で悩むようにしましょう。
余談ですが、前、アメリカ人にスペルはどうやって学んでるんだと聞いたら、「正直覚えるしかない」と身も蓋もない答えが返ってきました。また、漢字をどうやって覚えるのと聞かれたら、自分も同じ答えになるんでしょうが。
私の対策
特筆すべき点はない気がします。ただしTOEICよりは問題の種類が多く、文章を読み、内容に合致しているものを選ぶTOEICのような問題もある一方で、何節かにわたる文章を読んで、それぞれの節にふさわしいタイトルを選ぶみたいな問題もあります。(日本の学校の国語の問題みたいな感じです。)日本人はリーディングだけは学校でひたすらやらされるので、4つのテストの中でも順応しやすいと思います。
私の対策
少なくとも一度は公式問題集を解いて、制限時間内にできそうかを把握しておく。ちなみにTOEICのリーディングはいつもギリギリの私ですが、IELTSのリーディングは5-10分程度時間が余り、見直しをする余裕がありました。
2つの問題で構成されますが、私はライティングが苦手でした。
いずれもトピックが与えられ、想像で文章を書きあげます。
1問目:簡単な手紙(20分)
友達から聞かれた質問への回答、ホテルに忘れ物をしたのでホテルに当てたレターなど、150単語以上の文章を書く必要があります。
2問目:エッセイ(40分)
与えられトピックに対する意見をまとめます。
例えば、スポーツには子供によい影響をあたえるか、学校ではなく自宅で教育することをどう思うかなど、日本語でも考えてしまうような内容を250語以上のエッセイにまとめる必要があります。
二問目が結構きつく、40分で250語というのが意外と少なくありません。
しかもエッセイというものをこれまでに英語で書いたことがなく、ルールというルールもよく分かりません。
私の対策
ネットで検索すると、回答例がいくつかでてきますので、型を覚えて、意見の良し悪しに拘らず文章を書くことにしました。型というのは、導入文章+賛成意見+反対意見+自分の結論のような感じです。
英語でエッセイを書いた経験がない方は、何回か必ず練習することをお勧めします。慣れると書くスピードも上がり、40分以内で250語以上書きあげることも苦ではなくなってきます。ちなみに、試験時間はそれぞれ20分と40分と書きましたが、あくまで目安であり、60分の間に両方終わらせればよいです。できるだけはやく問1は終わらせてしまい、問2に時間をかけるようにも心掛けました。得点配分も、問2の方が高いそうです。
最後にスピーキングですが、3問に分かれ、それぞれを試験官と1対1で話をする形式になります。
1:カジュアルな会話
2:指定されたトピックに対するスピーチ
3:少し高度な会話
まず1番のカジュアルな会話では、自己紹介をしたり、趣味や仕事について簡単なやりとりをします。聞いたことに的確答えれば問題なさそうです。
次に2番のスピーチですが、これは少し準備した方がよいです。
トピックとそれに関して話すべき内容が記入された紙切れを渡され、1分間の間に話す内容を決めて、1-2分程度話をするというものです。
例えば、”あなたの国の伝統出来なクリスマスの過ごし方”というトピックが与えられ、誰と過ごすのか、どういった料理を食べるのか、その料理の起源は何か、を含めて話をするようにといって具合の指示が書かれています。与えられるトピックが自分にとって話しやすいものかどうかで、難易度が変わりそうです。
最後に3番の、高度の会話ですが、試験官が時事問題や経済問題などの話題を投げかけてきて、それについて自分の考え・意見を述べていきます。1番の延長といった感じですので、そこまで準備をする必要はなさそうです。
私の対策
1、3は特に準備は不要と判断しましたが、公式問題集でどんな内容の質問がでそうかくらいは調べておきました。
2のスピーチは、事前に練習をしました。1分間で話す内容を決めるのは意外と難しいものです。ライティング同様、あくまで説明や意見の陳述がどれだけ正確にできるかが問われるので、話す内容にこだわり過ぎないこと。難しい話をしようとすると、英語であることも相まって、自分でも最終的に何を言っているか分からなくなることがあり、端的に表現することを心掛けました。
また1-2分間で話せる内容を体で覚えることも重要です。私は1分足りなかったかなという場合でも、実際には余裕で1分過ぎていることが多く、感覚とのギャップがないかを確かめておくだけでも価値があります。
勉強を始めてみると、これは結構時間をかけて勉強した方がよいかと思いましたが、正直何点くらいとれるかが気になってしまい、当初の予定通り、1か月ほど公式問題集やりこんだところで切り上げて、試験を受けることにしました。
試験を受けた結果はまた報告します。
ユニオンスクエア周辺での宿泊と観光: サンフランシスコ旅行Day7-2
更新が遅くなりましたが、Day7-1 ドライブ編から続きです。
国道1号線の絶景、そして絶品フィッシュ&チップスに大変満足し、さらに北上すること1時間、サンフランシスコ市街地に到着です。
市街地では渋滞が酷く、公共交通機関を利用した方が断然便利でお得なため、ここでレンタカーは返却します。
本日はセントラルパークから徒歩数分の四つ星ホテル、JW Marriott San Fransisco Union Squareにポイントを利用し宿泊します。
JW マリオット サンフランシスコ ユニオン スクエア
515 Mason St, San Francisco, CA 94102
https://goo.gl/maps/M2UoNQsUHqbvyn369
昨年エリート会員となったため、宿泊最上フロアの20階の部屋(最上階21階は会員専用ラウンジ&イベントルーム?)へアップグレートされていました。
↑20階の部屋からの夜景
↑21階には会員専用ラウンジ
各時間帯に合わせて軽食が用意されています。
↑17:30からのディナー(アルコールは有料)
写真を撮り損ねましたが、デザートタイムのチーズケーキは、甘さ控えめで美味しかったです。
さて話がそれましたが、ドライブから戻り、数時間ほどラウンジでのんびりし、疲れが癒えたところで、またまた腹ごしらえ、夕飯の時間です。
今晩は、サンフランシスコ発のラーメンショップ、メンショートーキョーへ。こちらのお店ミシュランガイドにも掲載しれており、新宿ミロードに逆輸入さているんですね。
到着してから思い出したのですが、以前ガイアの夜明けで紹介されていたのを思い出しました。
↑平日木曜日にもかかわらず行列。アメリカでは珍しい。
普段はこういった行列は諦めてしまうことが多いのですが、続くアメリカ生活の中で美味しいラーメンに飢え&期待感が上回り、頑張りました、40分!
店内はこじんまりとしています。大きなカウンターテーブルが3つあり25~30名程度のキャパです。
アメリカ人に人気の鶏白湯とスパイシー子羊を注文。
ちなみにスープはextra hotをお願いします。(これまでの経験から、アメリカではぬる目のスープを提供する店が多いので)
さて40分の行列の後にありつけたラーメンお味ですが...どちらも熱々の濃厚なスープに太麺が絡み、かなり完成度の高いラーメンでした。
↑鶏白湯(ダッグチャーシューはケールに変更)。
油多めで豚骨に近い感じ。具も盛りだくさんでチャーシューもトロリ柔らかです。
ただ私は勝手に、新宿有名店◎のコーンスープのような鶏白湯ラーメンをイメージしていたこともあり、正直ちょっぴり期待外れ感がありました。
↑スパイシー子羊ラーメン。
ラム独特の風味に、スパイスが効いています。
スパイシーということで、辛いのかなと思っていたら、香辛料という意味でのスパイシーという意味のようで、カレーに近い感じでした。
もはや日本のラーメンとは別物ですが、これはこれで美味しいです。日本ではカップラーメンでこういった遊び心のあるラーメンがありそうですが、それを極めたラーメンという印象です(あまり褒めてない?)
結構重いのでランチタイムに食べたいです。
後、共通していたのは、麺が結構しっかりしています。アメリカでは、日本のようにラーメンは黙って食べ続けるのではなく、ほかの食事同様に会話を楽しみながら食べている人が多いです。 日本のような麺では伸びてしまうので、その辺も意識してのことかなと思います。
お会計は、チップ込みで2杯で$41。日本の基準で考えてしまうと、もはやラーメンの値段ではないですね。
好みの問題はあるものの、どちらも完成度は高く、人気なのも頷けます。ダシにこだわりがあるようなので、次回はぜひとも醤油か塩を試したいです。
尚、余談ですが、メンショートーキョーは、テンダーロインという非常に治安が悪いと言われる地域に面した通りあるので、間違えて、テンダーロインに入り込まないように注意です!
以上、Day7でした。
パタゴニアアウトレットからの絶景、国道1号線ドライブ!サンタクルスからサンフランシスコへ: サンフランシスコ旅行Day7
本日は朝から快晴。正午前のSanta Cruzは20℃ほどの過ごし易い気候です。さて今日は私たちにとっては珍しく、ショッピングからスタートです。
お目当は、Patagonia(パタゴニア) Outlet。カルフォルニアに本社がある有名アウトドアブランドです。
今回の戦利品はこちら。
たまたまですが、大きなロゴの入っている前シーズン商品を対象に30%オフのセール中でした。
が、ここもやはりアバウトな国アメリカ!キャッシャーの一存でセール対象範囲も広がります。
本来キャップ(小さなロゴ付)は対象外でしたが、念のため対象ではないかを尋ねると「Okey,I’ll check later」といいながらも、全品30%オフにしてくれました。
全品、定価の3分の1程度で購入できました。アメリカあるある、聞いてみるものです。ロゴステッカーも沢山プレゼントしてくれました。
ちなみにこちらの店舗では、時期は不定だけど年2回セールがあるそうで、次期のセールでは全品が値引き対象になるそう。
次回は商品&サイズがより充実しているだろうセール開始直後を狙いたいと思います。
Patagonia Outlet Santa Cruz
415 River St #C, Santa Cruz, CA 95060
https://goo.gl/maps/KkqZdhDKpnkozVwo6
さてお買得なショッピングに満足をしたところで、太平洋海岸線沿にある国道1号線をサンフランシスコに向けて北上します。
真っ青な空にグリーンかかった海が映え、とっても気持ちいいです。山や草木とのコントラストも美しい。所々にビュースポットがあるため、この絶景を見逃すまいと、なかなか進めません。
そして1時間くらいドライブしたところで、ランチタイム。隠れたFish &chipsの名店をyelpで探します。
カルフォルニアは言わずもがなシーフードの町ですが、サンフランシスコ市街地では、なんとく観光客目当ての割高なものが多い気がしてしまい敬遠してました。
いくつか候補があったのですが、googleとyelpの情報を比較しながら、ハーフムーンベイのこちらお店に決定。テイクアウトをして、海岸沿いで食べることにします。
フィッシュ&チップスとクラムチャウダーを注文。
さて気になるお味ですが....これが大当たり。衣はサクっと白身はふっくら肉厚。大変うまい‼︎私のthe Best of fish&chips を更新したかも。
クラムチャウダーは貝出汁に、ガーリックと野菜の風味が効いています。こちらも美味。市街地のミルク風味たっぷりのクリーミーなものとは別物でした。
Barbara's Fishtrap
281 Capistrano Rd, Half Moon Bay, CA 94019
https://goo.gl/maps/YGNDFmXAYdz83b2b9
他にも気になるメニューが沢山あるので、ぜひとも再訪をしたいと思います。
Day7-2 San Francisco編へ続く。
アップル本社に行ってみた:サンフランシスコ旅行Day6
山小屋の朝は清々しいです。
意外と暑かった山小屋の夜も、朝方は寒いくらいです。朝焼けが綺麗です。窓を開けると、驚いた野ウサギがピョンピョンと走り去って行きました。なかなか無い経験です。
朝食を食べながら、改めて良いところだなぁ、こんなところに住むのもいいなぁと、しみじみ感じました。とはいえ、11時にはチェックアウトなので、帰り支度を始めます。いつかまた来たいです。
今日は、一転してテクノロジーの聖地とも言える、シリコンバレーに向かいます。特に何をしたいとかはないのですが、単純にどんなところか見てみたいという興味に駆られました。
ナパから2時間程走るとサンノゼに着きます。少し西に外れたところに、アップル本社があります。
一目見た感想は、これ本当に職場なの??
オシャレな円形の建物が木々の中に佇んでいます。自転車に乗ったラフなお兄さんが通門して行く様は、日本のサラリーマンの姿のそれとは180度異なります。
ビジターセンターもあり、一般のお客さんもいつでもアクセスできます。
ビジターセンターの中の1箇所に人だかりができていますが、みんなアイパッドを持って、不思議なオブジェクトを眺めています。
これは5トン程のアルミを加工して作成した本社の模型で、入り口で配っているARソフトの入ったiPad通してみると、本社の建屋映像が見えてくるという仕組みです。屋内も少し覗けるようになっており、屋内も豪華そうです。
アメリカでは、特にシリコンバレーではそうなのかもしれませんが、職場の環境を非常に重視しているようです。(employee satisfaction の一つとして。)結果、従業員の良いパフォーマンスを引き出すと共に、そもそも良い人材を呼び寄せるとのこと。日本も少しずつ変わっているのでしょうが、こんなレベルの会社はないのではないのでしょうか。時価総額初の100兆円越えを果たした企業と比較すべきではないかもしれませんね。アメリカでもこんなレベルのところは、そうそうないでしょう。
ちなみにこの本社だけで12,000人程の従業員がいるとのことです。ご存知の通り、アップルはファブレス企業なのでもっと人数も少ないのかなと思っていました。 やはり研究開発とかに余念がないのでしょうか。
アメリカに来て、日本との違いには慣れてきたつもりでしたが、アップルには改めて驚かされました。
サンノゼはサンフランシスコからだと1時間強でいける距離なので、サンフランシスコと併せてくる価値があると思います。
最後にホテル情報ですが、今回アップルを訪れたタイミングで、ちょうど新製品発表会をやっており、ホテルが普段の3-4倍くらいの値段になっていました。
結局自分たちサンノゼから南に抜けたSanta Cruzの方に泊まりましたが、イベントがある週は避けた方が良さそうです。
以上、Day6でした。
ナパの山小屋に宿泊:サンフランシスコ旅行Day5
ナパ2日目(サンフランシスコ旅行としては5日目)です。
良いブドウが育つだけあって、一日の寒暖差がすごいです。昨日は日中90度(華氏)まで上がって暑いくらいでしたが、朝は60度弱まで下がっています。
さて今日は、遅まきながら初めてのAirbnbを利用。ナパとソノマの間の山頂付近にある、雰囲気の良い山小屋に泊まります。
夕食は自分たちで準備する必要があるため、近くのスーパーでお肉や野菜やらを買い込みます。もちろんワインを忘れてはいけません。
山小屋に向かう前にBeaulieu Vineyardというワイナリーに立ち寄ります。ナパで2番目に古いワイナリーだそうです。
ここのTapestryというワインは以前から知っており、夜用とおみやげ用に何本か購入していきました。昨日のワイナリー(Judd’s Hill)とは対照的で、テイスティングのための体制もより整っており、お客さんを迎えるのもそれ専用の従業員という感じでした。(どちらが良い悪いということではないですが)
さて、準備が整ったところで、山小屋に向かいます。結構細い道を30分程走ると頂上にたどり着きます。
ゲートには住所番号以外の表示がなく、大変分かりづらいです。最初は見逃してしまい携帯も圏外だったため、少し焦りました。
ドライブウェイを少しいくとオーナーの家が見えてきて、そこでオーナーに挨拶をします。とても人の好さそうな人たちですが、最低限のお世話がモットーということで、滞在中にあったのはこの時と帰るときだけで、私たちにはそれもまた好印象でした。
カギは空いているということでもう少し奥に進むと、私たちが泊まる山小屋が見えてきました。
ネットで確認していた通り、とても素敵な山小屋です。中も素晴らしく、正直こんな家に住みたいと思いました。
1つ予想外だったのは、 気温がなかなか下がらないということ。山なので平地よりだいぶ涼しいのかなと思っていたら、ほどんど気温は変わらず、夜になるまで中々気温がさがりません。クーラーはついていないので、扇風機で夜になるまで我慢しました。
買ってきた食材で、サクッと料理をすませ、せっかくなので外のテラスで食べました。
鳥と虫の音しかしない空間でたべるご飯とワインは、普段よりとても美味しく感じられました。
夜になると、満点の星空が見えます。
サンフランシスコの都市部も魅力的ですが、自然の中で過ごす時間もとても良いものです。今年はどこかの国立公園でキャンプでもしたいものです。
今回お借りしたお部屋はこちら:
以上、Day5でした。
アマゾンGOに行って見ました。: サンフランシスコ旅行番外編
Amazonの無人店舗であるAmazon GOですが、サンフランシスコ市内を歩いている時に見かけたので試しに行ってみました。シアトル以外にもあったんですね。
使い方ですが、アマゾン・ゴー専用のアプリをダウンロードして、アマゾンアカウントを既に持っていればログインするだけで準備は完了です。
ログイン後、アプリ上でQRコードが表示されるので、入り口のゲートにかざすと、ゲートが開きます。
後は普通の買い物と同じように、好きなものを選ぶだけです。品揃えはドリンク、スナック、デリなどの軽食が中心です。驚いたのは値段が良心的であるということ。
私の感覚でいうと、アマゾンゴーは日本のコンビニみたいな感じですが、値段設定はスーパーのそれに近く、とても有り難いです。
普段コンビニに行くと、ああスーパーで買っとけばよかったのになぁと思うのですが、そのコンビニ特有の罪悪感がありません。
アマゾンGO限定の商品もいくつかあって、その中の板チョコとマグを買うことにしあました。
お会計ですが、入った時と同じゲートを通りますが、今回は携帯をかざす必要はありません。前に立つだけでゲートが空きます。商品にチップ等が埋め込まれてる感じもないので、商品を選んでいる最中に全部トラッキングされているんでしょう。
店を出てしばらくすると、アプリ上にレシートが送られてきます。本当に正確に会計されているか不安なところもありましたが、板チョコ2枚・マグ1個と正確に会計処理されていました。
思い返すと、何枚買おうか迷って、手にとって棚に戻してということを何度かしていたのですが、全く問題ないようです。
便利性と、値段設定の良さできっと徐々に広がって行く、広がっていって欲しいと思います。(ちなみに今はまだ使い方が浸透してないからか、たまにまだ問題があるのか、店員が何人か配置されていました。)