FOP3単価３円台でJALサファイア(JGC入会)を達成した時の話

2年前にJALサファイアを達成して、JGC入会を果たした時の話です。私は、FOP2倍特典を利用した少し特殊な修行でしたので、一部の人にしか参考にならないかもしれません。もし、出張等で図らずもJALのクリスタルを達成した人は、ぜひ読んでみてください。

 ＜JGC修行における私の状況：クリスタル会員の国内線2倍FOPを利用＞

修行を実施する前年に、たまたま出張と旅行で図らずもクリスタル会員(30,000フライオンポイント(FOP))を達成。結果、当時のクリスタル会員の特典で、指定月の国内フライトでFOPが2倍取得できる権利をいただくことに。

(↓同特典は今年も実施されるようです)

〔FLY ON ステイタス会員限定〕"お好きな1カ月間いつでも"JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン - JALマイレージバンク

JALホームページ記載のとおり、遅くとも指定したい月の前月に申し込む必要があるので、そこだけは注意が必要です。現在も実施されていますが、国内線はもともとFOPが2倍付与されており、更に上記特典の指定月には更に2倍となり、なんと計4倍のFOPを取得できます。これをうまく活用しない手はありません。

＜修行の具体的な計画立案＞ 

更にJALは、毎年の初回フライトで5,000 FOPを付与してくれるため、実質45,000 FOPがクリスタル達成に必要なFOPになります。下記の通り、45,000 FOPを取得するための、幾つかの方法を検討しました。尚、取得FOPのシミュレーションは下記JALのサイトで実施可能です。

JALマイレージバンク - マイル数（Pontaポイント）をしらべよう！

●ウルトラ特割（羽田ー那覇区間）
沖縄に行きたかったこともあり、羽田-那覇で修行実施することを検討したところ、ウルトラ得割を使えば、最高でFOP単価がなんと3.04円まで下がることが判明。

エコノミークラス ウルトラ得割： 8990円

取得FOP: 738(区間ベース)×4=2952

FOP単価: 8990円 / 2952FOP = 3.04

●ファーストクラス特便21（羽田ー那覇区間）
また、ファーストクラスを利用した場合、一気にに5,320 FOPを取得することも可能。単価は4.07と少し上がるのですが、ウルトラ特割と比較して一回のフライトで1.8倍のFOPを獲得できますので、その分フライト数を減らすことができます。但し、ファーストクラスを予約すること自体が結構困難です。販売開始直後をしっかりと狙っていきましょう。

ファーストクラス 得便21: 21690円

取得FOP: 1230(区間ベース)×4+400*=5320

*こちらも現在もやっているキャンペーンで、国内フライトは400FOP追加で付与されます。ウルトラ得便など一部フライトは対象外

FOP単価: 21690円 / 5320FOP = 4.07


●ウルトラセイバー（東京ーメルボルン区間）

もともとアジア・オセアニア区間は取得FOPが1.5倍になることと、丁度その時期、メルボルン就航記念の特典（確かマイル2倍？）があったため、こちらも検討しました。
結局、FOP単価が10を超えてしまうのと、飛行時間が長い（効率が悪い）ことを理由に断念しました。入国審査などもありますし、観光目的でないとお勧めできません。

結論として、まず区間は羽田ー那覇で実施することを決定。
FOP単価（コスト）を追い求めればエコノミークラス、達成効率を考えればファーストクラスになりますが、私は、両方を組み合わせて、FOP単価３円台をキープしながら1週末で2万強のFOPを取得し、無事に修行を終えることができました。(修行を実施した年も、3万FOPは既に出張や旅行で取得済みであった為)。
やはりFOP2倍特典は修行にかなり強力なツールとなります。

往復している間、もしかして同じフライトアテンドの人に会ったりしたら気まずいかなぁと心配していましたが、運良くそうそういったことはありませんでした。
ただ他の人のブログで、そういう可能性はやはりあるようで、そこはシレッと乗り切りましょう。また、FOP単価を追求した場合に少し劣るファーストクラスですが、幻の焼酎と呼ばれる森伊蔵が飲めたり、美味しい食事がついたりと、それはそれでいい経験でした。

＜50,000 FOP達成後＞

達成すると、サファイアカードが送られて来ると共に、JGCの入会案内が送られてきます。クレジットカードを保持し続けている間はステータスが保持されるという、素晴らしい特典を持つカード、速攻で申し込みました。(将来規約が変更されないことを祈ります) 

ステータスを達成してこれまでにあった嬉しさですが、

■空港での待ち時間の短縮

 ●専用カウンターの利用

 ●ファーストセキュリティレーンの利用

■空港でのラウンジ利用

■アメリカン航空利用時の

 ●預け入れ荷物無料

 ●優先搭乗

アメリカンの国内線を利用することが多いのですが、アメリカの国内線のチケットは、基本は預け入れ荷物が有料です。（日本のLCCみたいですね。）これが20－40ドルと地味に高いのですが、同じワンワールドであるアメリカンでは、預け入れ荷物の手数料が無料となります。（２個まで） 

■取得マイルの35%アップ（JALサファイアの期限内は105%）

コンスタントにワンワールド系のフライト利用がある間は、1万円の年会費の十分にペイできそうです。 ただし、フライト利用が少なくなってきても、もったいないという気持ちが勝り、きっと解約はしないんでしょうね。

以上、私の修行経験でした。（だれかの役に立つことを祈ります）