Kuma’s diary

旅行、マイレージ修行、ホテル修行、コーヒー、ビール、アメリカ生活 etc. 気になったことを書いていきます

アメリカの歯医者事情

国が違えば、何かと違いがありますが、アメリカの歯医者もその一つと感じます。

 

細かいことを挙げればキリがないので、個人的な、これがアメリカの歯医者の特徴だ!と思った点をまとめてみます。

 

1. 治療途中でうがいができない

厳密には、うがいをしなくて良いと言えるのですが、日本だと、コップを置くと水が出てくる機械が治療台の横にありますがアメリカの歯医者には存在しません

 

虫歯の治療の最中にうがいをすると、虫歯菌が撒き散らかされるという理由でうがいをしないらしいのですが、じゃあその代わりにどうするかというと、歯医者さんが水で口の中を洗いながら、同時に吸引器で吸い取ってくれます。

そして、最初は全く意味がわからなかったのですが、最後に「吸って」と言われます。

「何を吸うんだと??」と意味が分からないながらも、口の真ん中に、吸入器の管を持ってくるので、これを吸うのかなと思い吸いついてみると、口の中の残りの水がグワッと吸われていきます。

成る程ねー!!と感心しながら、どれくらい吸っているものなのかなと思っていたら、歯医者さんから、もう離していいですよ〜と催促されました。

 

2. 銀歯がない

アメリカ人は、歯にすごいお金をかけます。(多少家計を圧迫してまでも聞いたことがあります)
東幹久さんのような真っ白な歯をした方達がそこら中にいます。

なので、銀歯など、見た目に影響を与えてしまうものは嫌がられるという理由と、金属だと溶け出すというリスクもあり、銀歯が虫歯の治療のオプションとして無い歯医者が多いです。

軽度の虫歯であれば樹脂で、重度になるとセラミック等が用いられるわけですが、日本とは違い、セラミックでも保険の対象であることが多く、ことセラミックで虫歯治療後の詰め物をする場合は、日本よりも安く済みます。(他の日米共に保険がきく治療は、日本の方が安いです。歯科治療を含めて、アメリカの医療費は高いです・・・)

 

3. 親知らずを一気に全部抜いてしまう

 私も、アメリカにきてから残っていた親知らずが痛み出し、ついに親知らずを抜くことを決心したわけですが、驚くことに、歯医者で何回に分けて抜くのではなく、口腔外科で一気に抜いてしまうことを勧められるのです。4本生えてるなら一気に4本。

しかも、部分麻酔ではなくて、全身麻酔をお勧めされます
私が実際に全身麻酔を進められたとき、「え、抜歯で全身麻酔ですか??」と怪訝そうな顔をしていたら、「別に部分麻酔でもいいけど、お勧めできないなー」となんか嫌そうな感じでした。

周りのアメリカ人に聞いても、全身麻酔でやって人がほとんど。
気が付いたら終わってたよ、ハハハみたいな。

かなり悩みましたが、私の場合は残り2本であったのと、全身麻酔をした経験がなく、なんとなく恐いなあと思い、結局部分麻酔を選択しました。但し、2本同時には抜きましたが・・・・。

 

4. 虫歯の治療を始めるタイミングが早い

アメリカに来る前に、全ての治療を終えておこうと思い日本の歯医者に通い全ての虫歯を直してきたつもりだったのですが、こちらの歯医者で定期検診を受けると、

「あなた虫歯だらけよ、いったい日本で何してたの???」

最初は、ぼったくろうとしていたのかなと疑っていたのですが、日本では様子見にしておくようなもの小さな虫歯も、さっさと治療してしまうのがアメリカ流のようです。

周りの日本人も結構同じように、こっちで虫歯と指摘されている人が多くいました。

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以上、私が思う、日本とは違うアメリカの歯科治療の特徴でした。

全体的な感想を言うと、アメリカの方が歯科治療は進んでいるような気がします。アメリカ人の意識もかなり高いので、需要が技術の進歩・導入を後押しをしてるのかもしれません。
「芸能人よりアメリカ人は歯が命!」と言われた方が今はしっくりきます。